何かこうかな

政治的良い点の主な例としては、「紛争や軋轢に対する救済」「信頼関係の増強」「他国間との関係の仲介、牽制」等が挙げられます。
その為、個々の関係性に留まらず、他の国を巻き込むような協定も、かなり多くの見受けられるのです。

米韓FTAはその最たる例です。
米韓FTAが締結された際、韓国国内、またそこ以外の国からも「韓国に不利な不平等条約だ」と言う意見が続出しました。

自由貿易協定を結ぶ頻度が増している最大の理由は、そこに良い点があるからです。
もちろん二国間で交わされる協定なので、どちらかに良い点が偏っていると言う事であれば、成立しません。

基本的には良い点とデ良い点の交換となり、双方にとって良い点の方が大きいと判断されたケース、自由貿易協定が締結されるのです。
その為、一見「あっちには有利で、あっちには不利」と傍から見ていておもうような協定でも、実際には双方にとって実のある協定…と言う事も十分にあり得ます。

実際、そういった面も多々有ります。
ただ、必ずしも全てが韓国に不利かと言うと、そうとも限りません。

そういった難しい面もあるため、注意深い観察と検証が必要なのです。
そんなFTAの良い点として挙げられるのは、「経済的利益」と「政治的利益」です。

貿易と言う事で、どうしても関心は経済の方に向けられがちですが、交渉を行う人達はむしろ、政治的利益に重きを置いている傾向すら有ります。
経済的良い点を差し出し、政治的利益を得ようとする為に、FTAを結ぶケースは、決して少なく有りません。

lplp イマージュ